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所得税の予定納税と減額承認申請

2020/06/18

予定納税とは?


 

個人事業者の確定申告での税金が合計15万円以上となった場合、

原則として、翌年は一定の金額を前払いする必要がでてきます。

 

これを予定納税といいます。

 

図の場合、1年目の確定申告で、税額が30万円でした。

そこで2年目の7月と11月に、30万円の3分の1となる10万円ずつ支払います。

 

そして、2年目の確定申告(3年目3月15日期限)では、

実際の税額から上記の予定納税10万円×2だけ引いた金額を支払います。

マイナスになった場合は還付されます。

この時期が近づくと、税務署からお知らせが届きます。

(国税庁HPより引用)

 

自動引落を選んでいる場合は、7月31日と11月30日に引落となります。

 

減額承認申請とは?


2年目の税額が1年目と比べて下がると見込まれるとき、

(上記の例では1年目の30万円より少なくなると見込まれるとき)

 

予定納税の金額を少なくするように申請することが出来ます。

これを減額承認申請といいます。

 

減額承認申請は7月1日~15日、11月1日~15日の期間にだけ行えます。

 

この場合は、2年目の税額の見込みを計算して、

7月申請の場合はその金額の3分の1を支払います。

 

11月申請の場合は次の金額です。

(見積税額 - 7月支払額) ÷ 2

 

現実的には、税額の見積もりに手間がかかるので、

状況が変わって大幅に税額が少なくなるケースに限って、申請します。

 

 

よくあるケースは、法人化した年の翌年です。

 

法人化すると事業の税金が発生せず、源泉所得税として個人の税金を納めることになります。

したがって、原則として確定申告での税額は発生しないため、

減額承認申請をすると、予定納税は原則ゼロとなります。