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利益以外に求めるもの

2022/12/13

経営判断加速化セッションについて、

何をしているか分かりづらいという話があったので、
一つの事例を紹介します。

 

世のコンサルというと、
売上や利益を増やすことを教えてくれる人は多いのですが、
「どこまでやればよいかが分からない」
と悩む方も多いようです。


先日私が相談を受けた事例です。


開業から5年、ゼロからのスタートで、
生活には困らない水準の利益を手にしたAさん。

次に何を目指したら良いか分からず、
私のところに相談に来ました。

Aさんのお仕事はリピートがメインのため、
新規開拓はそこまでしなくても大丈夫です。


「目指すところが分からないとのことですが、
 逆に目指すところではない未来はどのようなものですか?」

この質問にAさんはいくつかの例を出しました。
たとえば、「羽振りの良いIT社長のようなもの」


いくつか出てきたところで、私は質問しました。
「『これではない』と答えた内容を見て、思ったことを教えてください」

「年収○○円、自分がやりたい仕事を余裕を持って行いたい」


ここで、お金だけでなく、時間が財産だとAさんは気づきました。

そこで、Aさんの仕事の中で、
・やりたい順位が低い
・時間がかかる
・収入が少ない
仕事を探したところ、思い当たるものが見つかりました。


「この仕事について、我慢してでも続けるべき仕事だと思いますか?」
「違います」
「では、『やめます』といきなりお客様にいえますか?」
「それはちょっと…」
「他にどのようなアプローチが考えられますか?」


少し考えてAさんは答えました。
・本人ができるように教えるタイプの契約にする
・値上げを提案して、納得されないならそこで終了


今回は、60分くらいの話をダイジェストで書きましたが、
私が受けている相談はだいたいこのような感じで、
「何かを教える」というより、「考えるきっかけとなる質問」から展開します。

 

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