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レシートと領収書、保存すべき書類はどちら?
コチラの記事は、確定申告入門メルマガで書いたものを掲載しています。
https://fukuoffice.co.jp/magazine#mail_maga02
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基本だけど重要な内容をお話します。
よく初心者の方に聞かれる質問の一つに
「領収書とレシート、どちらを保存したほうが良いですか?」
というものがあります。
会社の経費精算で、(社内ルールで)
レシートはNG、必ず領収書を提出、
というところがあるようです。
しかし、確定申告の世界では、むしろレシートのほうがすぐれています。
理由は、取引の内容が明確だからです、
では、ここでいう明確というのは何かというと、
取引の内容です。
領収書の場合、但書は一言くらいしかかけませんが、
レシートの場合、膨大な量の細かい情報が手に入ります。
経費になるものとならないものを合わせて買った場合なら、
経費になるものだけ抜粋すれば良いですし、
飲食の場合、人数が書かれているケースもあります。
では、保存すべき書類には何が書いてあれば良いでしょうか?
具体的には次の4点です。
1)日付
2)相手先(お店や会社の名前)
3)金額
4)内容
4番の内容については、何を買ったか(何のサービスを受けたか)、
もありますが、
それが経費になる理由も必要です。
レシート類だけでわからない場合は、
余白や裏面に補足を記載すればOkです。
典型的な例は、飲食費やプレゼントで、
相手の名前を記載することです。
そして、もう一つ大事なポイントなのですが、
「保存する書類のタイトルは何でも良い」ということです。
レシートと領収書もさることですが、
請求書だろうが納品書だろうが、
とにかく上記4点が書いてあれば良いのです。
もし、一つの書類で4点がそろわず、
2つ合わせて4点がそろうのであれば、
その2つを合わせて保存すればOkです。
今年から電子帳簿保存法がはじまり、
紙で存在しない書類
(メール添付の請求書や、通販で領収書はDLする形式のものなど)
について、何を保存するかという質問も増えています。
この質問の回答も同じで、
上記4点がそろっているものであれば、
書類のタイトルは何でも良いのです。