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小さな事業者向け、新型コロナに関連するお金の話
情報量が多くて、どれが自分に合うのか分からない、個人事業者や小さな会社の経営者向けに、ピックアップしました。
※情報は4月18日正午現在のものです。
基本的には、お困り具合に応じて、
・お困り具合が高い場合は下記の1番と2番の組み合わせ
・そこまででもない場合は、下記2番
で実行することが多いかと考えます。
3番は完全にオマケと考えたほうが良さそうです。
また、どの方法を実行するとしても、
最新の試算表は必須になると考えられます。
今年は特にリアルタイムの会計データ入力が重要です。
1 日本政策金融公庫
「新型コロナウィルス感染症特別貸付」
まとまった資金(目安は100万以上)が必要な場合は、
まずこれを利用することをオススメします。
すでに融資実績のある銀行などがある場合は、
そこの担当に直接問い合わせて、日本政策金融公庫との比較を
確認してみるのも良いかもしれません。
融資を受けたことのない方は抵抗があるかもしれませんが、
・現在は利率が低くて利息が安いこと
・今回はさらに3年間利息が実質無料になる可能性があること
・数カ月後が見通せない場合は、とりあえず借りておいて
問題なければそのお金に手をつけず返済すれば良いこと
などがありますので、検討のオススメ具合は
通常時以上に高くなっております。
前月の売上が昨年の同じ月の売上と比べて
5%以上 下がっていれば、今回の特別貸付に当てはまります。
その他詳細解説は、私の知り合いで融資に強いコンサルタントさんが、
分かりやすくまとめていますので、ご参照ください。
https://www.npc.bz/yuushi/20200401
※追加情報
現在、日本政策金融公庫の混雑具合が大変高くなっています。
通常の数倍の方が申し込んでいて、現場は大混乱だそうで、
融資実行までに2ヶ月くらいかかるケースもあるそうです。
2 持続化給付金
俗に100万、200万の給付がもらえると言われているものです。
こちらはまだ法案が正式に通っていないので、
今後変わる可能性があります。
手続きもまだ開始されていないのですが、
入金は5月中とも7月ごろとも言われています。
大雑把に言うと、このような仕組みです。
『「ある月の売上」が「前年の同じ月の売上」の「半額以下」になっている場合』
というのが条件です。
この条件を満たした場合、例えば次のように計算します。
前年の年間合計の売上額:8,000万円/年
前年比で半額以下になった月の(今年の)売上:200万円/年
8,000万円 - (200万円×12) = 5,600万円
5,600万円 > 100万or200万なので、
もらえる金額は上限の100万or200万円になる。
なお、上限については個人事業100万、法人200万です。
ポイントは「すべて売上だけで考える」、ということです。
その他詳細はコチラ
https://fukuoffice.co.jp/blog/jizokukyufu
公式な案内はコチラ
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/kyufukin.pdf
3 生活支援臨時給付金
10万円給付、30万円給付などで呼ばれているものです。
この給付金はかなり紆余曲折しています。
当初、収入が減った世帯に30万給付と予定しましたが、
反対意見が相次いただめ、
一律で一人10万円の方向で話がまとまりそうな雰囲気です。
今後の動向に引き続き注目です。
4 感染拡大防止協力金
こちらは東京都独自のものです。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
都の要請や協力依頼に応じて、
施設の使用停止した場合にもらえる協力金です。
詳細はコチラ
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/attention/2020/0415_13288.html
情報がまとまっているところ
現在、さまざまなところで情報をまとめてくれています。
私がベースとして見ているのは、経済産業省の案内です。
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf
こちらは事業主向け情報をかなり早く幅広くカバーしています。
主に2章(資金繰り支援)、3章(給付金)、6章(税・社会保険・公共料金)
の部分が関係してきます。
その他には、一般向けに情報が集約されているのはNHKのサイトです。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/management/?tab=1
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/management/?tab=2
分かりやすさを優先しているため、情報の詳細度は低いです。
ここをきっかけに詳細を調べる、という流れが良いかと考えます。
情報の探し方
各地域で独自の政策があるケースもございます。
探し方の一例としては…
・都道府県、市区町村のホームページ
・「給付金 ○○県」「協力金 ○○県」などで検索
ちなみに、もらえるお金も、名前によって種類が違います
・給付金、協力金 条件にあったらもらえるもの
・助成金 自分が雇っている従業員に関連してもらえるもの
・補助金 申請してOKが出たらもらえるもの
(条件を満たしてももらえる保証がない)