私が個人事業主に特化する理由 (代表挨拶・プロフィール)
- プロに理解されない個人事業
「福島さん。知り合いの税理士から『自分で帳簿くらいはつけなさい』と言われたんですけど、
本当に自分でつけられないとダメですか?」交流会やセミナーに参加すると、ときどきこのような質問をうけます。
私に言わせれば、「個人事業者は自分で帳簿をつける必要はない」となります。
「税務署とか税理士って怖い人ばかりかと思っていましたが、そうでもないんですね」
私のブログなどを読んだ方から、ときどきこのような感想を聞きます。どうも世の中では、税務署や税理士って敷居が高いものだと思われているようです。
一方、税理士業界でも、個人事業主はメインのお客様と考えられていない風潮が強いです。
確定申告の時期(2月や3月)に、一気に領収書を入力して、税金を連絡する【だけ】のおつきあい、というパターンが多いようです。そして、
法人の登記をしている会社は、適切に税務署や税理士とやりとりができて、
個人事業者だけが不安な日々を過ごしていく。本当にそれでいいのだろうか?
私はそこに疑問を感じて、個人事業者に特化する決心をしました。
- 今の個人事業主事情
かつては、個人事業者というと、八百屋とか町工場とか、小さなお店や工場などを持っている形態がメインでした。
しかし現在では、副業アフィリエイターや各種コンサルタント、WEBデザイナーなど、
個人事業者の種類も多種多様になっています。2010年3月から個人事業主に特化した『確定申告入門ブログ』を開始して、
こうした新しいタイプの個人事業主からたくさんの声を聞いてきました。一般的な本やサイトでは理解出来ないポイントとか、他の税理士と全然話が噛み合わなかった話とか。
私の事務所のお客様にも、副業アフィリエイターやコンサルタントなど、新しい職種の人が多いです。
話を聞いていくうちに、だいぶこのような世界が分かってきました。そして、私自身も、現在は個人事業者として税理士事務所を経営しています。
恥ずかしい話、独立して自分の事務所を持つまで、事業主の気持ちが分かりませんでした。どうして事業主がまじめに領収書の整理をしないのか、分かりませんでしたから。
税理士法人の職員時代は、ただのズボラくらいにしか思っていませんでした。しかし、独立してから、半年くらい自分の事務所の帳簿付けを放置したこともあります(笑)
「ああ、事業主にとっての重要事項ってこういうことなんだな」ってようやく分かりました。
領収書をまとめるってすごく面倒な作業なんだなって気づきました。
⇒売上を伸ばすことに悩む
⇒資金繰りに悩む
⇒だれに相談して良いか分からない悩みを持つ
具体的には、次のことをお約束します。
▷1円の売上にも繋がらない事務作業は、最低限まで減らします。
▷いつ、いくら税金が出るのか、必ず事前にイメージできるようにお知らせします。
▷税金を減らすネタが見つかるように、お客様とのコミュニケーションを大切にします。
▷脱税ではなく、合法的に税金を減らす努力をします。
▷事業はお客様のものなので、節税につながる行動だけを強制しません。
▷確定申告以外でも、協力できることは協力します。
- 1+1<2 ?
個人事業者に特化する理由はもう一つあります。
私は、これまでの経験で、公務員や税理士法人の職員、そして中小企業の経理責任者を経験しています。
組織に属していた時代もあれば、組織に属していない時代もあります。その経験から思うこと。
それは、「1+1<2」ということです。個人の能力を1とした場合、二人で働いたら1+1=2です。
ところが、組織というのは、1+1を2にしてくれません。組織にいる以上、自分の力を出しきることはできません。
組織の制約だったり、力の出し惜しみだったり、人間関係だったり。理由はいろいろです。
とにかく、1の力を出しきることはないでしょう。それでも、組織は集団としての力があります。
100人集まれば100はダメでも70くらいにはなるでしょう。ということは。
100人で集団になるより、100人がそれぞれで頑張ったほうが、全体として大きな力が発揮できると思うんです。だから、人が一番力を出し切れるのは、個人事業だと考えています。
最近では、東日本大震災の義援金問題がありますね。
赤十字に集まった(事実上は自治体にあつまった)多額の義援金が配分できない。
全体に公平に、という制約があるから、簡単に動かせないのです。一方、小さなNPOなどはどうでしょうか?
すべてに公平にはできませんが、一定の地域や場所で確実に貢献していますよね。こういう小さな団体(個人)が増えれば、結果として被災地全体を支援できる。
これが究極の形だと考えています。もちろん、束にならないとできない業種もあるでしょう。
しかし、一人でできる業種もたくさんあります。1の力を出せる環境の人が、組織を作るのではなく、互いに助けあう。
この関係なら、合計2の力がでます。個人事業者になった今、私はそう感じています。
だからこそ、見かけ上の力の大きさで勝負する組織ではなく、すべて自分で責任を負う個人事業者を応援したいのです。- プロフィール
1976年9月15日、群馬県伊勢崎市(旧境町)生まれ
大学進学とともに広島へ。1999年3月 広島大学総合科学部 生体行動科学コース(心理学専攻)卒業
しかし心理の道での就職ができず、塾講師(数学担当)をするうちに、数字を使う仕事に目覚める。その後、神奈川で就職。
税理士試験を受けながら、郵便局の窓口職員、税理士法人の職員、ベンチャー企業の経理責任者を経験税理士試験受験中に最も興味をひかれたのは、確定申告の根拠となる法律(所得税法、住民税)。
受験専門校の模試では、最高で全国3位を記録。税理士法人時代は、「確定申告のスペシャリスト」として、
事務所内すべての確定申告書(約300件)の最終チェックを務める。
「確定申告のことは福島に聞け」と事務所内で言われており、税理士の資格取得前から、上司の税理士に質問を受けることもあった。ベンチャー企業の経理責任者時代は、税理士を利用する立場でもあった。
経理担当として、会社の顧問税理士(の部下)とやりとりをしていた。
(相手の税理士事務所の職員はさぞかしやりづらかったかと思います)2009年5月 神奈川県川崎市で、税理士事務所を開業
2010年3月より、確定申告専門税理士という肩書きになり、確定申告入門ブログを開設。
帳簿や確定申告に苦手意識を持つ個人事業者のサポートに専念している。2010年8月~12月
確定申告入門セミナーを全国6都府県で開催。
苦手意識を持つ人でも理解できるセミナーとして好評のうち終了。2011年2月~3月
一日で申告書をつくる会を初めて開催。
ノートPCを持参して会議室で1日がかりで確定申告の作業をしてもらう会。
税理士が少人数制で一日ずっとサポートという企画の珍しさから、税理士新聞に取り上げられる。
以後毎年、「確定申告を実践する会」として開催中
2011年10月 事務所を広島市へ移転
2012年1月~3月
「確定申告を実践する会」を開催
昨年の「一日で申告書をつくる会」以上の反響で、
3都市5日間の開催とするが、1ヶ月前に満席になる会場も出る。2013年2月
初めての著書、フリーランス・個人事業の経費と節税、発売2013年6月
事務所を現在の場所へ移転2013年8月
第1回のスタッフ募集。2名採用(現在も勤務中)。2014年5月
2013年に発売された著書の増刷が決定となる。家族 : 妻1人、子供3人
資格 : 税理士、ファイリングデザイナー1級
好きな食べ物 : カレーライス
好きな飲み物 : ビール
その他 : 実はアイドル(特にハロプロ)が好き
事務所概要
事務所名 | 福島宏和税理士事務所/ふくオフィス合同会社 |
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代表税理士 | 福島宏和 |
税理士登録番号 |
113123 |
事務所所在地 | 広島県広島市南区翠1-11-6 メープルリーフ1F |
TEL | 082-569-9959 |
FAX |
050-3156-3973 |
info@fukuoffice.co.jp | |
URL | https://fukuoffice.co.jp/ |
業務内容 |
広島で全国対応する税理士として確定申告や経費の削減に関する様々なご相談に対応してきた確かな実績があり、ふくオフィス合同会社にてセミナーやキャッシュフローコーチングを承りますのでぜひ気兼ねなくお問い合わせください。 |